新生児のあいだ、つまり生まれて1ヶ月以内はママとパパのお風呂とは別に、赤ちゃん専用のお風呂を用意してあげます。
赤ちゃんがママのおなかにいた時に、大切な役目を果たしていたへその緒が、赤ちゃんのおへそにはついています。
へその緒の残りの部分がとれて、おへその中が完全に乾燥するまでは、赤ちゃん専用のお風呂にする必要があります。
へその緒がついていたり、へその緒がとれてもおへその中が乾燥していない状態というのは、日常にある雑菌やばい菌がおへそを通じて、体内に入っていく可能性があるため、別風呂にします。
ご存知のように、いくらお風呂をごしごし洗っても、雑菌や湯垢がなくなることはありませんし、お水の中にも雑菌はいます。
抵抗力の弱い赤ちゃんにとって、感染は一番怖いものとなります。
ただむやみやたらに消毒をする必要はありませんので、ご安心ください。
生活するためには、一緒に仲良く雑菌たちとも暮らしていかなければなりません。
抱っこやおっぱい、なでなでなどで仲良くする雑菌たちは、自然に赤ちゃんの周りにやってきています。
そうやって仲良く暮らしていく菌は、ママとパパからいっぱい自然にプレゼントされていますので、大丈夫です。
へその緒が早くとれて、おへその中が早く乾燥するように、日々のおへその消毒と観察はとても大切な日課になります。
おへその中が乾燥してしまえば、バリアは完成!
ママとパパと同じ湯船につかっても大丈夫です。
ママは悪露とよばれる出血が完全に止まっていれば湯船に使って大丈夫ですよ。
帝王切開のママは傷口の状態も影響しますので、1ヶ月検診のときまで待ってくださいね。
温泉や大衆浴場、銭湯といった公共の浴場へは、生後3ヶ月をすぎれば大丈夫です。
大きな湯船もいいですね。
というわけで、おへその中が完全に乾くまでは、赤ちゃん専用のお風呂をお使いください。
生まれて1週間ほどでへその緒はとれます。
生まれて2週間もすぎれば、おへその中も乾燥しているでしょう。
へその緒がとれて、完全に乾燥するまでには個人差があります。
早く乾燥するように、しっかりおへその中をみてあげましょう。
消毒の時はおそるおそるになりやすいのですが、赤ちゃんのために表面ではなくてしっかりと奥まで消毒してあげることが大切です。
日に日に体重が増えてきますから、手首で支える赤ちゃんの沐浴がだんだん大変になってきます。
抱っこして一緒に入る方が片付けもなくて、楽です。
おじいちゃんやおばあちゃんと住んでいらっしゃるご家庭では、「赤ちゃんと今日は誰が入る?」なんていう予約表が作られるほど、お風呂が楽しい時間になるといいですね。
赤ちゃんもお風呂は大好きです。
ぽかぽか気持ちいいし、赤ちゃんも自分自身のことを大切にしてくれる人、つまりママやパパという家族との肌と肌のふれあいにうっとりできるからでしょうね。
沐浴の時代はわずかです。
沐浴は沐浴で楽しみたいですね。
さあ、今日も楽しいお風呂タイムにしていきましょう!
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