TOP赤ちゃんについて > おっぱいやミルクを吐く~溢乳~


おっぱいやミルクを吐く~溢乳~

赤ちゃんは大人と違って、胃の大きさも小さいし、ごくんと飲んで胃まで届いてもそのしまりが弱いため戻しやすいんです。

おっぱいの後にすぐに寝かせたりとするお口からおっぱいが出てくることがあります。

飲みすぎてしまったときにも、もどします。

げっぷと一緒にたらりと、時には勢いよくちゃぽっともどしてしまうことも多いですね。

おむつを替えるときに、足を上げたりするとお口からたらりとなったり、太ももとおなかがくっついた姿勢になると腹圧がかかることでもどしてしまうってことが見られます。

赤ちゃんがおっぱいやミルクをもどしても、この程度だと赤ちゃんは機嫌がいいので、ママやパパは少し心配してしまうかもしれませんが、赤ちゃんはむしろすっきりして機嫌がよくなったと思ってあげて大丈夫ですよ。

これを溢れる乳と書いて「溢乳(いつにゅう)」といいます。
赤ちゃんの消化器の機能が未熟なために見られるものなので、問題はありません。
「嘔吐」とは異なる現象です。

飲んだ後にげっぷをするようにとんとんと背中をさすってあげるのは、げっぷを出すことだけが目的ではなんですよ。
飲んだおっぱいを胃に送る時間をつくってあげること、そして一生懸命吸ったあとなので呼吸を整えてあげる、という意味もあります。

おっぱいを飲み終わった後は、赤ちゃんとお話しをしながら、げっぷのスタイルをとってあげましょう。
げっぷがでなくてもいいんです。
ごちそうさま、と体をならしてあげるためにとんとんと、やってあげましょう。

大人でも、ご飯を食べて急に運動をするとおなかが痛くなるってことがありますよね。
食後の一服という言葉があるように、食事の後は少しのんびりしてから、次の動作を行うことが体にとって優しいことなんですよね。

赤ちゃんも大人も同じですね。

とんとんとやってまだおっぱいを欲しがればおっぱいを吸わせてあげて大丈夫です。
おっぱいが出る飲み方と寝入るためのおっぱいの吸い方とを、赤ちゃんは使い分けていますから・・・。
すごいですよね。

ミルクの時は、決まった量を飲めていれば眠れるようにあやしてあげましょう。
寝入れないほど欲しがる時は追加してあげましょう。
寝入るのに時間がかかれば、次の回からミルクの量を増やしてみようかな、というタイミングにしてくださいね。

体重の増加とともに、溢乳が見られなくなります。
成長の証として、楽しみにしてあげましょうね。



おっぱいやミルクを吐く~嘔吐~←[前] ・ おっぱいやミルクを吐く~溢乳~ [次]→・赤ちゃんの体温~低い時~
【赤ちゃんについて】記事一覧